ThinkPad E560 低価格なThinkPadの使用感をレビュー

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ThinkPad E560を利用してみましたので、早速レビューしてみたいと思います。。

EシリーズというとThinkPadの中でも低価格な製品であり、どうしても上位モデルに比べると見劣りしてしまうという印象を持っていたのですが、 思ったより悪くないかも・・というより、構成の割に安くその上使いやすいなど、このモデルでも全然行けるという感じがします。



一応ビジネス向けのノートPCなので、若干デザインが地味な感じはします。
といっても昔ながらのThinkPadデザインです。




トップカバーはブラックカラー。
純粋なブラックというよりは、若干グレーというかネイビーというか、真っ黒という感じの色味ではありませんが、黒です。

ThinkPadやLenovoのロゴがカバーの隅に置かれています。全体的にシンプルなのだけど、カバー表面がスムースな質感できれいです。



ビジネスノートだけあってノングレアタイプの液晶が搭載されています。
E560では15.6型のHD解像度とフルHD解像度の液晶を選択できるようになっており、いずれを選択してもノングレアタイプの液晶となるようです。

グレアタイプは綺麗に見える・・というけれど、光や風景が映り込んだりするため画面が見辛いです。 確かに鮮やかに見えはするものの、綺麗という理由で選ぶその感覚がわかりません。



ThinkPad E560では内蔵カメラに、インテルのRealSense3Dカメラを選ぶことができます。

なんでも、この3Dカメラを選べるのは15.6型のE560のみで、14型のE460では選べないのだとか。
私は3Dカメラが欲しいからE560を選択・・とはなりませんが、顔認証機能を利用したい人や、珍しいものが好きな人だとこっちを選ぶのかなと思います。

もちろん、2Dカメラを選択する事もできます。




3Dカメラを選択した場合、Windows Helloというwindows 10の機能を利用出来ます。


予め、セットアップで顔登録をしておくことで、Windowsをはじめ何らかのサービスのログインに顔認証を利用できるようになります。

これ、便利ですよね。
セキュリティ的に考えると、画面ロックがかかるまでの時間はできるだけ短く設定しておきたいですが(というよりできれば、PCの前を離れる時には即画面ロックをして離れたい)、 頻繁に離席する場合、戻ってくるたびにロックを解除しなくてはならないため、そのたびにパスワード入力や指紋認証といった作業を行わなくてはならないなど、手間がかかります。

ですが顔認証なら、カメラの前に座るだけで瞬時にログインが行えるため、頻繁に画面ログインを行わなくてはならない環境でも面倒がありません。

と、ここまで力説しましたが、私は自宅仕事なので必要ないかな・・(笑
画期的なアプリなどが登場したら欲しくなるかもしれないので、一応つけておくのもアリかもしれません。



これは・・
ThinkPadですが、他のモデルと同じように180度の位置まで画面が開きません。

可動域が狭いわけではありませんが、これはコストカットの影響なのでしょうか?(分かりませんが、180度開く構造ってコストがかかるのでしょうか?)




左右のインターフェースです。
セキュリティスロットや通気孔、RJ-45、VGAx1、HDMIx1、USB 3.0 x 2、オーディオのコンボポート、光学ドライブ、USB3.0、電源とLenovo OneLinkの兼用コネクターが搭載されています。

15.6型のノートとしては十分な端子の内容ですね。
最近のPCに多いUSB Type-C端子などはありませんが、利用に困る内容というわけでもなく不便はしないでしょう。

ちなみに、E460には光学ドライブは搭載されませんので、光学ドライブが必要という方にはE560の方が使いやすいと思われます。



写真では見えないのですが、ボディ正面から見て左下側にSDカードスロットが搭載されています。



底面部の全体図。
背面にバッテリーが搭載されているのが見えます。

バッテリーはやや飛び出ているように見えますが、これがデフォルトです。 PCを利用する場合、背面の方が若干高くなりキーボードが傾斜する形となります。

キーボードが傾斜した方が使いやすいという人は多いのではないかと思うので、悪くないです。



バッテリは取り外す事ができます。
48Whの6セルリチウムイオンバッテリーが搭載されていました。

製品ページによると、最大で約9.6時間(JEITA Ver2.0)ものバッテリー駆動が可能となっているようです。

CPUが第6世代になりより省電力化していますので、バッテリーの持ちも良いです。昔のThinkPadがバッテリーの持ちが悪かっただけに、余計にすごいと思ってしまいます。




電源アダプターのプラグは角型。
他社のPCに比べると珍しいですが、ThinkPadでは少し前のモデルから採用されているものなので、もう見慣れましたね。



ThinkPad E560の底面を開いてみる 搭載パーツの様子は・・

早速ですが、E560の底面を開いてみました。
他のモデルは底面カバーを丸ごと外すような仕様となっているものが多いですが、E560は一部が開閉可能な構造となっており、容易に中のパーツに触れる事ができます。

触るのはこの構造が一番楽ですね。




奥の方に無線、内蔵バッテリ(電池)、2.5インチベイ、手前にメモリスロットというパーツの配置です。

カードタイプのSSDがささるM.2等のスロットはないようで、ストレージは1基のみでしょうか。 見えない所にスロットがあるのかもしれませんが、製品ページでも選べるストレージは1基のみとなっており、例えばSSDやHDDのデュアルドライブ構成などはできないようです。

サイズの小さいSSDと大容量HDDの組み合わせで速度と容量を両立・・としたい所ですが、 最近は大容量のSSDも安くなったため、あえて2ドライブにしなくてもサイズの大きいSSDを搭載すればそれで済む事かなと思います。

SSHDという選択肢もあるようですが、それ程速くないような気がします。(といいつつ、今回のモデルはSSHDだったりしますが)



ThinkPad E560のキーボードは使いやすい

言うまでもないですが、E560には他のThinkPadにも使われているトラックポイント付のキーボードが搭載されています。

安いノートでキーボードやタッチパッド等の操作系が使いやすいものって少ないように感じる中、使いやすさに拘ったキーボードを採用しているというのは、E560の大きなメリットだと感じます。

違うキーボードを設計する方がコストがかかってしまうからという見方もできますが、上位のシリーズに比べて価格がかなり安くなっているのにもかかわらず、定評のあるキーボードが採用されているのというのは、操作性に拘る人には嬉しい事実です。

キーボード周りに使われている素材などに違いはあるかも知れませんが、キーボード自体の配列やタッチ感はよく、スラスラとキー入力が行えます。




どこをどう見ても、他のThinkPadのキーボードと同じように見えます。
ちなみにE560はテンキー搭載ですが、E460にはテンキーは搭載されていません。数値入力が多い人はE560が便利ですね。



赤いトラックポイントとタッチパッド。
タッチパッドは製品ページによると、ThinkPadクリックパッドと呼ぶようです。

見て分かるとおり、上側に3つのボタンを搭載、その下にはパッドと一体型ボタンを2つ搭載しています。 上3つのボタンはトラックポイントと共に操作を行うためのもので、これらがあればマウスは要りません。

トラックポイントには根強いファンも多いだけに、低価格なE560への搭載は嬉しいところです。



ThinkPad E560の性能チェック

ThinkPad E560の性能チェックを行ってみました。
Windows 10、Core i5-6200U、メモリ8GB、500GB SSHDという内容のPCです。

E560で選択できる構成やその特徴については、別ページに掲載している「ThinkPad E560の構成について詳しく解説」をご覧ください。



Speccyというソフトウェアを実行した内容です。
主な構成が表示されています。



CPU-ZによるCPUの詳細な仕様。
上にも書きましたが、Core i5-6200Uを搭載しています。

E560では最小でCeleron、最大ではCore i7を選択する事ができます。



デバイスマネージャの内容。
AC対応の無線LANが搭載されている事がわかります。標準構成の無線LANです。



CrystalDiskMarkの実行結果。
500GBのSSHDを搭載しています。8GBのキャッシュを搭載するディスクであるため、HDDよりは少し早いかもしれませんが、若干・・という程度です。

速さを求めるならSSDを選択した方が良いと思います。



CIEBENCH R15の実行結果。



ドラゴンズドグマオンライン ベンチマークの実行結果。
当然ですが、フルHDで標準品質の設定だとスコアは低いです。



3DMark SkyDiverの実行結果。
低いという程ではありませんが、高いという程でもないです。

E560ではAMD Radeon R7 グラフィックスの追加も可能となっており、グラフィックスを追加すれば、全体的にもう少し高いスコアが出ると思いますが、 一般的なビジネス用途に使うPCでは十分な性能が出ていると思います。

ストレージのみ、SSDに換装したいですね。





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