ThinkPad X260は重い?

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12.5型サイズの液晶を搭載するThinkPad X260
仕様には、SSDを搭載したモデルが約 1.43kgの重さ、HDD搭載のモデルでは約 1.45kgという数字が記載されており、 最近の12.5型のノートにしてはあまり軽くない・・と思われた方もおられるのではないでしょうか。

昔に比べて薄型化されている割には、あまり軽くなっていないように感じられるかもしれません。

理由としては、X260はビジネス向けのノートPCであり、 個人向けに提供されている製品に比べると、操作性や筐体の剛性などに拘って作られているため、むやみに軽量化する事ができないというものがあります。

加えて、仕様に記載されている数値は2基のバッテリ(内蔵のフロントバッテリ、背面のリアバッテリいずれも3セル)を搭載した重量であり、 バッテリのせいでやや重くなってしまっているという理由もあります。


X260と一口にいっても選択する構成により、重量は構成によってかなり幅があります。
今回掲載のモデルはリアバッテリ(背面バッテリ)を1基のみ搭載する構成であり、その重量なんと1.2kg半ば。

2基のバッテリを搭載した状態の1.4kg半ばという重量に比べると、かなり軽いです。

この程度の軽さなら、他のビジネスモデルでも同等の重量となるものがいくつか存在しており、軽量ノートと呼べるのではないでしょうか。


3セルのリアバッテリ1基のみを搭載したX260の重量

あと、今回のモデルは2.5インチのSSDを搭載しているのですが、X260はM.2タイプのスロットを備えており、 M.2 SSDを搭載する事ができます。

ストレージを2.5インチのディスクではなく、M.2タイプのSSDのみに換えた場合、さらに軽量化する事が可能です。

2.5インチのSSD(7mm厚)の製品ラインアップをざっと見てみると100~110g程度の重量の製品が多く、 そのSSDを10g程度のM.2 SSDに換えた場合、おおよそ90~100g程度の重量減となります。

もし、今回掲載しているバッテリ1基のX260で上記の換装を実行したとしたら、 なんと夢の1.1kg台。マイナス数十グラムと言う僅かな重量減ではありますが、 色々工夫して軽量化できる所が面白いです。

では、軽いノートが欲しい場合は、バッテリ1基の構成を選んだ方が良いかと言うとそのような事はなく、 バッテリ2基の構成を選択するようお勧めいたします。

非常に矛盾しているように思えますが、 X260は、基本構成では着脱可能なリアバッテリ(背面)のみを搭載しており、 バッテリ1基の構成を選択するとなると、とフロントバッテリ(内蔵)の方が搭載されないような構成となります。

フロントバッテリは後から追加する事ができませんので、 製品を購入した後にやっぱりフロントバッテリも搭載したい・・と考えたとしても、実現が難しいです。

2基のバッテリを搭載すると重量は増しますが、バッテリ駆動時間が非常に長くなるため、 電源のない場所で利用する場合などに便利ですし、電源を入れたまま、着脱可能なリアバッテリの交換を行うといったホットスワップが可能となるなど、 製品を活用する上でいろいろと便利な場面が多いです。

ですので、製品購入時に2基のバッテリ構成を選択しておき、 軽量化したい場合には着脱可能なリアバッテリ(背面)を取り外して利用するようにすれば良いと思います。





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