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ビジネス系のPCは、企業などでIT管理者がPCのメンテナンスを容易に行う事ができるよう、比較的簡単に内部のパーツへアクセスできるようになっています。 ThinkPad X260もその例に漏れず、ユーザーが内部へアクセスし、パーツを追加したり新しいものへ入れ替えたりといった作業が簡単に行えるようになっており、 パーツの追加や交換を前提に製品を購入されるという方は決して少なくないでしょう。 もちろん、パーツ交換によって起こったトラブルなどには自己で責任を負う必要があるものの、 カスタマイズには用意されていないパーツを追加してみたり、将来アップグレードを行ったりもできますので、 PCを長く使いたいという方にはメンテナンス性の良さは特に大きなメリットだと言えます。 ただ、パーツの交換や追加を行うには、そのマシンにあったパーツを購入しなくてはなりませんので、まず製品の拡張性がどの程度であるのかを知る必要があります。 というわけでお決まりではありますが、今回は ThinkPad X260を分解し、内部を覗いてみました。 X260の筺体底面です。 バッテリが外せるようになっている他、中央にドッキングステーション用のコネクターが搭載されていたりと、X260をフルに活用したいという方には利用しやすい内容となっています。 ドッキングコネクター。 ドッキングステーションと接続するためのコネクターです。 ちなみに最近では、底面にはめ込むタイプのドッキングステーションではなく、USB3.0などに接続して拡張するタイプのドックが多いようですね。 バッテリの取外しが可能。 写真は、X260の基本構成でついてくる3セルのリアバッテリ(外付けバッテリ)です。 最近はバッテリの取外しができない製品も多いですが、バッテリの持ちや将来的な事も考えると、取外しの出来るバッテリに魅力を感じるという方は少なくないと思われます。
と言うわけで早速、中にアクセスしてみます。
内部へのアクセスは底面カバーのネジを外し、カバーをを外すだけ・・と簡単なのですが、カバーを引っかけているツメが結構固く少し時間がかかりました。 T460sなんかはかなり開けやすくなっているのですけど、X260はX250の時の同じような気がする・・ 中の様子です。 多分ですが、X250の時と殆ど変らない・・かな? メモリがDDR4に対応しており、最大16GBまで搭載可能になったという点が魅力です。 写真の手前側に空洞となっている場所がありますが、ここにカスタマイズで選択したフロントバッテリ(内蔵バッテリ)が搭載されます。 メモリは1スロットのみですが、最大16GBのDDR4メモリを搭載可能。 DDR4の16GBは、まだ市販品は種類が少なく結構高かったりするので(現時点ではですが)、カスタマイズで搭載してしまうというのもアリだと思います。 2.5インチのストレージを搭載する事ができます。 最近はThinkPadも薄型化し、モバイルと言われるタイプの製品の中にはカード型のSSDしか搭載できないものも増えている中、 2.5インチのストレージを搭載できるのはX260の強みです。 HDDなんて搭載しないし、別にM.2 SSDだけでもいいのでは?という考え方をするユーザーもおられると思いますが、 2ndドライブとして2.5インチのHDDやSSDを搭載したいというユーザーは一定数いるのではないでしょうか。 過去の遺産を活かす事ができるというメリットもあります。 2.5インチストレージベイのすぐ側に、無線LANモジュールや空のM.2スロットが配置されています。 海外製品などだと、空の方にWWANカードを搭載出来たりするのだと思いますが、日本製のThinkPadはWWANに対応しておらずできません。 X250などではWWAN用のアンテナが配置されていましたが、X260ではそれすらないため、WWANの導入は困難だと思います。 その代りここにM.2 SSDを搭載できますので、カスタマイズで追加するほか、自分で買ってきたものを追加しても良いでしょう。
カスタマイズできる箇所は多くないものの、色々自分で追加できるというのは、ユーザーにとってメリットが大きいです。
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